腎愛会の透析

血液透析

1.穿刺痛がない

 當間先生、新里先生が考案されたボタンホール穿刺では、先端が鈍な穿刺針を使用し、同一部位(同じ場所)に穿刺するため、ほとんどの例で穿刺痛は認められません。腎愛会では、このボタンホール穿刺を積極的に推進し、現在では人工血管の患者さまも含め多くの患者さまにボタンホール穿刺を実施しています。

2.きれいな水

 透析液の水質評価の指標にはエンドトキシン濃度を用います。エンドトキシンはグラム陰性菌の細胞膜の成分であり、エンドトキシンによる透析液の汚染がなければ、その他の要素による汚染もないと推測されるからです。日本透析医学会のエンドトキシン濃度の最大許容値は次の通りです 。

日本透析医学会

250EU/L未満

 

腹膜透析(CAPD)

 腹部にカテーテルを留置して、透析液を1500cc~2000cc注入し、腹膜を通して透析を行う方法です。透析液は1日3~4回交換しますが、水分制限、食事制限もごく軽度です。透析中の血圧低下も見られません。高齢者に適した透析です。
 上山病院では、現在腹膜透析にも積極的に取り組んでおります。

 

看護の現場から

看護の現場から写真 長期の透析治療は、ストレスや不安を与えます。さらに入院治療となると、生活する感覚まで忘れがちです。上山病院では「固定チームナーシング」という看護体制で日や月、年ごとの目標設定で意識を高め、患者様個人には年間看護計画を作成します。スタッフが主体的に動き、患者様一人ひとりのケアを考えます。またリハビリやレクリエーションへのお誘いなどは入院患者様の床ずれ(褥瘡)解消に効果があり喜ばれています。

 

  

院内勉強会など

腎愛会では、患者様のための勉強会を開いています。腎臓は普段意識しない臓器なので、その機能や病気になったときの対策など知らない方が多いと思います。治療のいろいろ、食事療法の注意、合併症の予防など、ご一緒に勉強しましょう。患者様だけでなく、ご家族の方も受けられますので、ぜひご参加ください。また、治療や看護についてのご相談がありましたら、いつでもお声をかけてください。スタッフをご家族の一員と思っていただけたらありがたいです。

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