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友人の突然の病

20代の頃から音楽仲間だった親友と毎月1回フルートのアンサンブルの練習をして、ランチを食べに行き、ショッピングをするのが、ここ何年かの楽しみでした。
2人の誕生日が2日違いなので、毎年2人で美味しい料理とお酒でお祝いもしていました。
私が60歳になって仕事が落ち着いたら、ヨーロッパ旅行にいく事も目標にしていました。それにはお金も必要だから、仕事もしっかりして、健康に気をつけて、いつまでも若々しく生きましょう!と2人で励まし合っていました。

そんな中、新型コロナウィルスが蔓延し、自粛しながらも夢は捨てずに希望を持っていましたが、昨年7月に私は橋本病と診断され、薬を飲む生活がはじまりました。
幸い薬で症状はだいぶおさまり、普通の生活はできています。親友には今度会った時に自分の病気の事を伝えよう思っていた矢先、その親友が昨年の8月に脳梗塞で倒れてしまいました。
幸い発見が早く、すぐ救急搬送されたので命は助かりました。
でも面会はできなく、親友の様子を自分の目で確認することも、言葉で励ますこともできなく、家族も思うように面会出来ない日々でした。
親友はリハビリを頑張り、少し歩けるようになった頃LINEでお話しでき、様子がわかりほっとしました。
12月ごろには退院出来るということで、再開を楽しみにしていた矢先、入院中に今度は脳出血を起こし、状態は振り出しに戻って、いや、マイナスになってしまいました。
おしゃべりはできない、立てない、食事が摂れない…
それでも、生きていてくれたらそれだけでいいと祈る毎日でした。

親友は「歩きたい!美味しいご飯を食べたい!」という思いが強く、リハビリを頑張り、今年5月に退院できました。
約1年ぶりの再会 。抱き合って泣きました。

でもその姿は、一年前の親友ではありませんでした。痩せて小さくなり、1人では歩けなく、声も聞き取りにくく…元気で一緒にいろんなところに行っていた頃の事を思い出すと、もうあの頃には戻れないと思いました。
これから彼女のために何かできる事をしたいと思い、今は週末に友人に会いに行くことにしています。
最初はハーゲンダッツのアイスを食べたいとか、王将の餃子を食べたいとか、食べる事の欲求がほとんどでしたが、今ではまたフルートを吹きたいと言って、レッスンもはじめました。
音は出ますが指が思うように動かず、それでも頑張って練習しています。
旦那さんにご飯を作ってあげたいと、豚汁も作りました。旅行にも行きたいとリハビリをがんばっています。
そんな親友のやる気に感心しています。何をするにも不自由なのにいつも笑っている姿に私が励まされています。
そして献身的に彼女を支えている旦那さんにとても感心させられています。

病は突然にやってきます。
そういう年齢になったのだと思いますが、この頃はコロナに感染し、急に亡くなるかもしれません…まさかという事が突然自分にも訪れるかもしれません。
健康に気を付けることは勿論ですが、この一年の親友とその旦那さんを見ていて、どんな状態になっても家族や残された人になるべく迷惑がかからないよう、準備したり、整理したりしないといけないなと思いました。

親友が「普通に生きていけることがどれだけ幸せだったかよくわかった。元には戻れないかもしれないけど、少しでも出来る事を増やしていきたい。
そして支えてくれている家族にとても感謝している」と言っています。
「それとばばちゃんがいてくれてホントに良かった。友達がいてよかった。」「ばばちゃんが困ったら私が助けてあげるからね」と言ってくれました。
これからも助け合って生きていこうと思います。

そしていつかフルートの演奏ができるようになった事と、一緒に旅行に行った事を報告しようと思います。
みなさんも健康に気をつけて、ご自愛ください。

  

 

事業課 課長 馬場

医療法人腎愛会

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