残暑いかがお過ごしでしょうか。
私は毎年、田植えシーズンになると自宅近くの水路や田んぼに行き、メダカを獲って育てております。
しかし、年々住宅が増え、獲れるメダカの数も年々減少してきており、このままではメダカがいなくなってくるのではないかと心配しております。
そこで一昨年から、採取したメダカを増やすべく、繁殖を試みております。
図鑑やインターネットで調べると、「増えすぎて困る」「放っておいても増える」と書いてありますが、なんのなんの…。
産卵した水槽の水換え、水中の酸素量、温度、照度時間、など厳密に行っていっても孵化しないのです。孵化したこともありますが、数日で死んでしまいます。
一昨年、去年とこんなに手をかけても、全く期待に応えてくれないため、今年はもういいや。とメダカを獲ったバケツのまま庭に置いて育てていたところ、なんとメダカが産卵し、大量に増殖していました。
田んぼの泥水で決してきれいな水ではなく、しかも半ば放置のような状況で増えるメダカを目の当たりにし、この2年間の苦労はなんだったのか…と思うと同時にメダカの強さを発見できた夏でした。
現在は今年採取してきたメダカが孫まで産んでいます。来年は採取せずとも、メダカの鑑賞が出来そうです。
地域連携室 主任 脇田