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弥五郎どん祭り

2015.11.06 10:22

113日(火・祝)に鹿児島三大祭りのひとつで約900年前からあると言われている「弥五郎どん祭り」を見に、曽於市に行ってきました。(三大祭りの他ふたつは「妙円寺詣り」「志布志お釈迦祭り」だそうです)

 

身の丈が一丈六尺(485p)、大小の刀を腰に帯びた弥五郎どん

午前1時から始まっているお祭りですが、皆さんがご存知なのは午後1時半 岩川八幡神社の坂をゆっくり下りてきて、鳥居をくぐり街中を神幸する姿ではないでしょうか。弥五郎太鼓の先導で子供達に引かれながら街中を約5q神幸するのですが、途中では弥五郎どんより高さの低い高架橋の下を通らなければならず、そこでは太鼓の音もやみ皆が固唾をのむ中で、ゆっくりと背中を反らしながら慎重にくぐっていきます。無事にくぐり終えると歓声と拍手が沸き起こっていました。

 

初めての「弥五郎どん祭り」でしたが、境内から山を下りてくる様はとても神秘的、かたや高架橋をくぐる様子はちょっと人間味があり、親しみを感じました。

 

昨今、社会状況の変化により「人と人のつながり」や「世代を越えた交流」は失われつつあると言われていますが、900年もの間途絶えることなく受け継がれてきたのは、老若男女問わず地域の文化に誇りを持ち大切にしているからだと感じました。

腎愛会は今年で35年目となります。時に変化が求められることがあるかと思いますが、これからも腎愛会らしさを継承しながら、地域の皆様のお役に立てるよう頑張っていきます。


                                                   事務長 西