「天龍源一郎現役引退に想う」
2015.11.20 18:14
11月15日プロレスラーの天龍源一郎選手が約40年の現役生活に別れを告げました。
当日会場になった東京の両国国技館は、一万五千人の超満員。全国の映画館にもライブビューイング中継され大変な盛り上がりをみせたようです。僕も福岡で観戦しました。
ファンの方それぞれ思い入れのある時期は違うのでしょうが、僕が一番熱狂したのは、WAR(団体名です)の大将として新日本プロレスと熱い対抗戦を繰り広げていたころでしょうか。
長州力、藤波辰爾、橋本真也、武藤敬司、蝶野正洋(御大猪木もまだ現役でした)らの巨大戦力新日に対して、天龍の一枚看板で立ち向かっていったWAR軍に大いに肩入れしたものです。
さすがに20年以上の年月が流れ、その頃と同じようなパフォーマンスは望むべくもないのですが、20代の現役のチャンピオンに必死で食らいついていく65歳の勇姿は、僕たちが熱狂した“漢”天龍源一郎そのままで不覚にも目頭が熱くなってしまいました。
試合には負けてしまったのですが、「いやあ〜負けた!」と悔しそうに叫ぶ姿からは、彼が本気でこの試合に勝ちにきていたことがひしひしと伝わりました。(なんてカッコいい爺様なのでしょう!)
そして、そのあとに続けた「もうできない。腹いっぱいだ。」というコメントには本当にお疲れ様でしたという気持ちになり、映画館なのに自然と拍手が沸き起こりました。
天龍選手は、レボリューション(革命)という言葉を好んで使っていましたが、“天龍革命いまだ成就せず、而してここに一片の悔いも残さず終焉す。”といったところでしょうか。
我々腎愛会職員も彼のような胸いっぱい、腹いっぱいの日々を過ごせるように精進していきたいものです。
株式会社ユーエスケイ企画 管理部長 川畑