コロナ禍の長い自粛生活が続いていますが、最近少し落ち着いてきたこともあり、気分転換にどこかへ出かけてみようかと思い立ちました。そこで、鹿屋に珍しい神社があると知り、大隅半島まで足を延ばしてみました。
今回訪れた珍しい神社とは、「神徳(じんとく)稲荷神社」です。場所は鹿屋航空自衛隊基地の近くなのですが、途中の道が狭いので少しわかりづらいかもしれません。駐車場は結構広く、綺麗に整備されています。
この神社がどのように珍しいかというと、まず、鳥居がガラスで出来ています。全国的に見ても、ガラスの鳥居はこの神社だけだそうです。
鳥居の隣には、2匹の白狐が鎮座していて、よく見ると、口に何か咥えています。左の狐は稲穂を咥えていて五穀豊穣を、右の狐は巻物を咥えていて知恵を表しているそうです。
(薄揚げではありませんでした…)
ガラスの鳥居の先には朱色の千本鳥居と緑に囲まれた参道がありますが、行きは参道を通り、参拝後に千本鳥居をくぐって帰って来るというのが正しい順序だそうです。
緑の参道の途中には、「縁結びの大石」があります。大きな石のどこかに隠されたハートマークを撫でながら祈願すると願いが叶うとか。近くにはハート型の石もありました。
参道を抜けると、再びガラスの鳥居と白狐が出現します。
ここにも白狐が2匹鎮座しています。左の狐は宝珠を咥えていて、災難を防いだり、願いを叶えることを表しています。右の狐は鍵を咥えていて、大切なものを収蔵する蔵を表しているそうです。
境内の至る所に、かわいい狐の置物が置いてありました。後で調べたところ、この神社で購入した絵馬みくじに願いを書いて、参拝客が置いて行ったものらしいです。
そして、稲荷神社ならではの千本鳥居。この神社では139本の鳥居があるそうです。
この他にも、水に溶けるおみくじや、おしゃれな御朱印帳などなど、見どころ満載です。最近ではインスタ映えするとSNSなどでも話題になっているようです。
皆さんも機会があれば、是非訪れてみてはいかがでしょう。
私は、行ってから縁結びの神社だと知り、(もちろん、縁結び以外もご利益はあります)一人さみしく帰路につきました(笑)。
施設課 課長 中川